2009年8月10日月曜日

Y!のニュース。

No.320

この間、ものすごく腹が立って、

思わずtwitterでも一発叫んでしまったのですが、

最近(とはいえずいぶん前からだけど)、

Yahoo!のニュースには読者(=Y!ID保有者)が、

コメントを書き加えたり、他の読者とシェアしたり、

という機能がついているのだけど、

アレって、どうなんですかね?(のっけから息継ぎなしの長文で恐縮です。)



今年に入ってから、以前仕事で関わりのあった複数の方々が、

結婚やら出産やら、離婚やらを発表して、

そのたびにYahoo!のニュースに掲載される機会が相次いでいます。

で、

そのたびに、前出のコメント欄に、

まぁ、いろいろと書き込まれているわけですよ、罵詈雑言が。

中には、「おめでとう!」(結婚の場合)とか、

「美男美女の子どもっていいなぁ」(出産の場合)とか、

おめでたいニュースに対する、まっとうな祝福のコメントもあるのですが、

大半が、ねたみなのか、やっかみなのか、

批判的なコメントばかり。(あまりに低レベルなので、コピペする気も起きません)

中には、「誰?」なんていう、コメントとしてどう成り立つのかが不明なもの

まで見受けられます。

(知らねぇなら書き込む労力使うなよw)


まぁ、いろいろな報道の中から推測された憶測と、

ささやかに誇りたい自己主張から出るコメントなのでしょうが、

「おめぇら、この人のこと、どんだけ知っているわけ?」

と、大人気なくと突っ込みたくなるわけです。

私が、取り上げられている方々と「関わった」とはいえ、

もちろん、仕事が前提ですので、

それほど深く相手のことを知らない場合が多いのですが、

少なくとも相手の人柄は多少なりとも存じてますし、

中には、結婚や離婚の経緯も聞かされている方もいらっしゃいます。

そういったご本人と、事実の背景をまったく知らず

(現に、コメントの内容が事実とかけ離れているものが大半)、

報道と、自身の中に抱いているであろう虚像を元に、

公の場で無責任な発言が相次ぐ現象って、

いったいどんな世の中なんだろうと、

思ってしまったわけです。


百歩譲って、ユーザーが「コメント」する内容については、

まぁいろいろな考え方をもち、

さまざまな形で自己主張をなさる人々がいる世の中なので、

しょうがないといえばしょうがないのでしょう。

この国では言論と表現の自由が認められています。


ただ、そもそも、

こういう無責任な言動がまかり通る場が存在し、

そのまま放置されている現状に、憤りを感じてしまいます。

書き込まれているコメントなどの言葉は、

そもそもニュースへの各々の考えを共有したり、

議論したりするためのものでしょうが、

内容によっては、時に暴力性を帯び、

その結果、報道の二次被害をもたらす場合も少なくないでしょう。

何よりもまず、ユーザーの情報リテラシーの低さを露呈しているだけで、

こんな機能を以ってして「ユーザー参加、情報共有のコンテンツ」、

まぁ、古くはWeb2.0とかいいますが、そんな形式で運用されていること自体が、

ニュースやメディア、はたまたWebそのものの価値を

著しく低下させているように思えるのです。

これは、言論や表現の自由以前の問題で、

Webを介した「メディア」の尊厳に関わる問題ではないかと、

考えてしまうわけです。


そんな問題を、国内ポータルサイトの牽引者である、

Yahoo!さんのコンテンツ内で繰り広げられているという事実が、

まぁ情報の送り手みたいな仕事をしている私には、

残念でならないなぁと、考えた今日この頃なのです。

2 件のコメント:

Soramaiダディー さんのコメント...

いつの間に。。。
あまりこいった機能はよろしくないですね。
Yahooページが炎上しちゃいますよ!

なんとなく遠回しに謝っておきます。。。m(_ _)m

Ken Tachibana さんのコメント...

Soramaiダディー さんどうも。

あ、やべ。見つかった・・・。
まぁ、自戒を込めて、書いておいたとさ。