2008年5月29日木曜日

Improv Everywhere !

No. 221

前回のブログでご紹介した、Frozen Grand Central、

仕掛けたのは、Improv EverywhereというN.Y.にいる集団。

発起人のチャーリー・トッドを中心に、

世界中の数千人にもおよぶ“協力者”とともに、

これまで70を越える、壮大なイタズラプロジェクトを仕掛けてきた。

ヤバイ。見事にはまった。

史上最も美しいドッキリにして、最も痛快なイタズラの数々が、

youtubeにもofficialでアップされているので、ご紹介。


Food Court Musical 


Securityよ、お前もか。


Suicide Jumper


レスキューくんの「トランポリンの微調整」に注目。

2008年5月23日金曜日

日本上陸のウワサ。

No.220

ウワサでは下記のようなプロジェクトが、

今週末、銀座に上陸するらしい。



ニューヨークのグランドセントラル駅の中で、

多くの人(=仕掛け人)が突如としてフリーズするという、

大掛かりなドッキリ。

観たい!

と思ったら、日本のプロジェクトのブログを見つけた

ウワサではない。本当のようだ。

25日日曜日14:30、場所は東銀座。

あのグランドセントラルだから、

207名が立ち止まってもなんてことはないが、

ただでさえ人の多くかつ狭い銀座の街では、

果たして同様の規模で実現できるのだろうか?

でも、行きた~い。

2008年5月19日月曜日

娘が泣いた日。

No.219

まぁ、親に怒られ、友だちにからかわれ、

普段アホみたいに駄々こねて泣いている娘ではあるが、

昨日の「泣き」はちょっと違った。


風邪で寝込んだ嫁の代わりに、台所に立っていた私の後ろで、

日曜18時の定番「ちびまる子ちゃん」に見入る娘。

後ろから聞こえてくるせりふで、おおよそ把握していたのだが、

今回のまるちゃんは、どうもシリアス路線っぽい。

そんなことを聞きながら、オムライスを作る私。

まるちゃんの話も終盤に差し掛かろうかという時、

たまたま嫁の様子を診に、私は寝室へと入った。

すると、娘が駆け足で駆け込んできた。

「クシャミしたら涙がとまらなくなっちゃった。」

まぁこの時点で、何が起こったかは察しがついたのですが。

私は娘と嫁を残して、台所に戻った。

すると、寝室からは、娘のうぉんうぉん鳴く声が。



あぁ、娘よ。君もテレビを観て感動する歳に成長したのだな。

が、何よりも、その感動の照れくささを隠すために、

「クシャミしてたら涙が止まらなくなった」という、

無理ありすぎな言い訳作り能力の成長にも、

私はびっくりしたよ。

そしてもうひとつ、私のDNAが確実に受け継がれているであろうことに、

また気づかされた機会でもあった。

何を隠そう、この娘の父親は、クレヨンしんちゃんの映画を観て涙した、

という伝説も持っているのだ。

血は争えない。


まぁ、そんなこんなを経て、

娘のヤツ、オムライス2口しか食わなかった。

あぁ、親心の無力さよ。

2008年5月18日日曜日

UT。

No. 218




こうして私はまた、佐藤さん中村さん田中さんの策略に乗ってしまう。

それにしても、豪華な顔ぶれのプロジェクトだ。

2008年5月1日木曜日

凛ちゃんの毎朝。

No.217

 凛ちゃんは朝が苦手だ。できることなら、もっともっと寝ていたい。

けたたましい目覚まし時計の音を聞いても、彼女は布団にもぐりこむ。

もしかしたら、弟の夜鳴きが彼女の眠りを浅くしているのかもしれない。

とにかく、もっと寝ていたい。

 去年入園した幼稚園は楽しい。友だちもたくさんできた。先生も好きだ。

だから、幼稚園に行くことを思えば、起きることも苦ではないはずだ。

実際、そう思って自身を奮い立たせてみたりもした。

だけどそれ以上に、ぬくぬくとした寝床の心地よさが、

凛ちゃんにとっては勝っているのである。

 母親の声に促され、やっとの思いでベッドを抜け出す。

点けられたテレビから流れるニュースの意味は、

4歳の彼女にはまだわからない。

その雑音が、彼女のまぶたをさらに重くさせている。

ぼーっとしている凛ちゃんに、

「着替え」、「トイレ」、「朝ごはん」、「歯磨き」・・・。

両親から次々と行動の催促が飛んでくる。

「そんなにうるさく言わなくても、なんとかなるよ」。

凛ちゃんは知っているのだ。

彼女ががんばらなくても、周りががんばってくれて、

自分はそれに身を任せていれば良い。

そうすれば、楽しい場所にバスが連れて行ってくれる。

あとは、友だちや先生、犬のムクとの楽しい時間が待っている。

朝のこの騒ぎを乗り越えさえすれば。

 でもこのごろ、それも長くは続かないかな、と、

ある種の危機感も察知し始めている。

今年の初めに弟が産まれてからというもの、

それまで手伝ってくれていた親の手も減った。

自分でやらなきゃいけないことが増えた。

これが、周囲の人が口々に言う「お姉ちゃんになる」ということなのか。

「なによ!この間まで、手伝ってくれてたじゃない!」

そんな言葉を発したいのだが、

まだ完全に覚めていない身体には、それすらも億劫だ。

仕方がないから、そんな言葉をもパンと一緒に飲み込む。

そして、お弁当の時間まで遊ぶのに必要なエネルギーだけを補給する。

あまった分は、父親の仕事のエネルギーにしてもらう。

エネルギーが補給されると、ようやく頭が回り始める。

「今日は何をして遊ぼう?」凛ちゃんの心は、

歯磨きよりもさらにその先を見ている。

慌しさの波をそうやって乗りこなしながら、

今日もお迎えのバスに流れ込んでいく。

バスが向かう先には、今日も友だちや先生、犬のムクが待っている。

その時、凛ちゃんはようやくアサイチの笑顔を見せる。