2008年6月25日水曜日

マニアックで、レアな。いや、ホントにマニアック。こんなことブログに書いたって、誰もウケないって!な話。

No.227

1997年、何の偶然か、モノ作り業界に身を投じてはや11年。(げっ)

以来、映像、紙媒体、イベント、PR、そしてWEBと、

媒体と会社は変れど、一応一貫して、この道を歩んでいるつもり。

この業界の魅力というのは、

確かに、作ったものが評価を受けるとか、

世の中になんらかのアクションを起こさせるとか、

まぁそんな喜びももちろんあるわけですが、

何よりの面白さは、

1.マニアックでレアな体験ができて、

2.マニアックでレアな情報を入手できて、

3.マニアックでレアな知識が増えていくところ。


例えば、これまでの自身の経験を上の「公式」にあてていくと、

1.漁船に乗りながら、

2.スポーツ界や芸能界の真っ黒な情報に耳を傾け、

3.トンネルの内壁噴きつけ機械の仕組みにやたら詳しくなる。

そんな感じ。

言ってみれば、ビジネスや、もしかしたら自身のこれからの人生にも、

何の役にも立たなそうなことばっかりを、追求していくのである。

その追求が、仕事を楽しくするゆえんなのでしょうがね。


で、

上記の3に書いた、「トンネルの内壁噴きつけ機械」。

これは、建設機械の会社が、

「機械のプロモーションビデオ」を、

ゼネコンへのプロモーション用に作りたいという、

クライアントからの仕事の中で身についた知識。

時は今から7年前の2001年。

メディアはまだVHSが実質的に主流の時代。

私が初めて脚本・演出を任された仕事でもあり、

だからこそ思い出深い。

「トンネルの内壁噴きつけ機械」だぜ?!

この期を逃したら、こんな知識はいつ身につける?!

これを知らずに死ねるか!(いや、死ねるよ。)

というわけで、私のモノ作り人生は、ありえない地味さを帯びて始まった。

実際に、その会社に出向いて、研究者やら、設計担当やらと

白熱した議論を展開したのは、楽しい思い出だ。





で、

時は流れて2008年。

ふっと、神が光臨して、その機械の商品名を思い出し、

googleさんで検索をしてみたところ・・・


出てきましたよ!

そのクライアントのサイトのニュースリリースに、

掲載されているではありませんか!

あぁ、リリースの中には、

白熱した議論を交えさせていただいた、

あの顔、この顔、How Many いい顔

そして、我が愛しの「ダストレスショットクリート」さんのお姿。

あぁ、懐かしい・・・。

「それは秘密です!」で、桂小金治師匠に招かれた気分だ。

開発完了から、リリースまで、実に4年もかかっていたのね。

確かに、工事機器業界の革命的な製品だもんね。

うん。理解できるよ。

一番下に、弊社が制作したビデオの中の、

CG画像をちゃっかりキャプチャーしているあたりが、また心憎い。


あぁ、

俺も社会人12年生かぁ・・・。

と、忙しいほど過去を振り返りたくなる、

そんな今日の私でした。

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