2011年3月15日火曜日

今私の身の回りに起こっていること。

No.335

このところ、2日程会社を休ませていただき、

携帯に電話をいただいても出られなかったり、

出ても手短に切らせていただいたり、

そんな状況が続いています。

私としては皆さんに説明をしてきたつもりではいますが、

今一度、私に起きていることを、ここでご説明します。


3月11日、東北、関東にあの震災が起こりました。

私の実家は仙台にあります。

そして、おじ、おば、いとこのほとんどが、

今回、地震と津波の被害を受けた、石巻市や女川町に住んでいます。

仙台の実家は、ライフラインの遮断が続いているものの、

家屋は住める程の安全性は保たれ、父、母とも無事でした。

しかし、当地に住む親戚とは、誰一人として連絡が取れない状況が続いています。

実家の父、母は、テレビを観ることでしか、状況を把握できません。

インターネットのリテラシーは、ほとんどありません。

あの繰り返し流される、津波に家や車が流される映像が、

両親にとっての唯一の現実を目の当たりにする手段、になってしまっています。

山口県や千葉県、神奈川県にも親戚はいますが、同様です。

今、家族の中で、親戚の安否を知る唯一の手段が、私に託されている状況です。


発生から4日が経ち、私はPCで情報収集に努めて来ました。

twitterや、facebook、そして現地に比較的近い方々のブログに流れる情報を頼りに、

今日まで親戚たちの消息を探し続けてきました。

そして、googleが各避難所の名簿共有サービスを開始し、

日夜、有志の方々が更新に励んでくださっています。

そして本日、20名以上もの親戚のうち、従兄弟夫婦、2人の名前を、

ようやく避難者の中に見つけることができました。

これは確かに希望の光でもあります。

しかし、これだけ探して2名しか見つからない、

今、そんな壁にぶち当たっています。

本当に現実に直面しているのだろうと思います。

まったく手がかりがない。

その状況を知れば知るほど、時間を追うごとに、

私の中に、何か暗く重苦しい何かが、どんどんその重みをまして行きます。



3月11日、実は私の37回目の誕生日でした。

誕生日を嬉しく思う年齢でもないのですが、

私は誕生日を迎える度に、

何かを嬉しく感じたり、祝福されても心から嬉しく感じたり、

そういったことは、この先ないのだなぁと、感じています。

何よりもまず、この震災のことを思い浮かべるでしょう。



とりとめのない文章になってしまいました。

今、私はそんな中にいます。

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